豊かな森のように時間を愉しむ

RINGOKAN

2013年05月17日 22:00












碧い空に映える真っ白なレンジローバー。

運転席に座る男はビスポークしたシャツに身を包み

じゃじゃ馬のような白馬の手綱をしっかりと握った。











ディフェンダーの横隣りに白馬を停めるといつもそう

風格あるルークと愛嬌のあるアナキンが出迎えてくれる。











先ほどまで手綱を握っていた男が

よく冷えたブルゴーニュの瓶口を鷲掴みし

手慣れた手さばきでコルクを抜栓し

それぞれのリーデルにヴァン・ブランを注いでまわった。











そして次々と抜栓は繰り返され数本のブルゴーニュが空となった。











ワインとともに食事を堪能し腹が満たされれば葉巻である。

それぞれが好みの葉巻に手を伸ばし

ヘッドキャップを落としフットをバーナーで炙ってやる。











香り良い紫煙とともに薪小屋からは薪の香りがかすかに届く。











ゲストへのもてなしが良く行き届いたこの空間で

碧い空のもと会話を楽しみ時間を愉しむ。











この日訪れたのは森の中にたたずむ友人宅。

いつまでもこの場所にふさわしい男でありたいと

友たちと語らいながら遠い未来の自分を想像してみた。











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