横浜・横須賀

RINGOKAN

2009年02月05日 18:00










昨年あたりからなんとなく、自分のルーツを知り

あらためて、この目で見てみたくなった。





実際に僕が生まれた場所や、育った場所をこの目で見たとき

今までの僕には見えなかった、自分の過去が見えた。

いや、見えた気がしただけかもしれない。



ただひとつだけ言えることは

僕はここへやってきたことで、何かを確実に感じた。











以前から僕は、お客様方によく言われることがある。



「なぜ不良になったの?」
「寂しかったからでしょ?」



僕の答えはいつも " NO " だ。

僕はそのような気持ちが原因で、若きし青春時代を

過ごしてきたと想っていない。

もしかすると、想っていなかっただけなのかもしれない。

それを気づかせてくれた横浜、そして横須賀。











両親の共稼ぎ、幼少時代からの何度かの転校。

人からは「甘い」、と想われるかもしれないが

その頃の僕にとって、何度と訪れる新天地での友人づくりは

僕とってかなりの重荷だった。



転校をする度に有無を言わさずに訪れる、友達との「さよなら」は

小さな子供にとって、どれだけのプレッシャーを与えるのか。





誰とでもいいから話をしたい。

誰とでもいいから遊びたい。

誰とでもいいから、一緒に学校から帰りたい。

何かをしでかして、皆から注目されたい・・・





僕は寂しさも一つの原因として、少し人の道を逸れてきたのかもしれない。

そんな気持ちが原因で、家族に迷惑をかけてきたのかもしれない。

あの頃の友人らは、皆似た想いをしていたのかもしれない。



あの頃の僕は、ずっと寂しかったのかもしれない・・・











僕は横浜の町並みを眺めながら、そんなことをずっと考えていた・・・









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