深夜のシガー・テイスティング会

RINGOKAN

2008年12月19日 14:00









先日、深夜に葉巻のテイスティング会を行いました。

今回のシガー教室にてテイスティングした葉巻は

カナリア諸島で生まれたバイア・デル・デューケ No.3。



こちらの珍しい葉巻は、白衣の運び屋様からのご提供。

まさに少し早いクリスマス・プレゼント。

BAR ZERO-SUN の田辺氏も急遽参加。

白衣のサンタさん、貴重な体験をありがとうございました。





カナリア諸島は大西洋に浮かぶ島々の総称。

今回のバイア・デル・デューケという名前は、この地区を代表する

最高級リゾートホテルの名前です。













キューバ産の煙草葉100%の葉巻を、キューバ国外で製造することを

キューバ政府はまだ認めていません。

しかし、このホテルの為だけに特別な許可の元、キューバ産原料

100%で、熟練の職人たちによって少量のみ作られている葉巻。

そして、本国キューバでも稀になった、オールド・スクール・ブレンドの採用

特別な場所で、特別な材料を、特別なブレンドで、特別な職人が

巻き上げた葉巻、それがバイア・デル・デューケです。











今回僕はシダー片を用意、こちらを使ってフットを炙ります。











まずは吸い口を作るために、ヘッドキャップに刃を入れます。











キャンドルからシダー片に火を移し、炎の先でゆっくりと着火。

個人的にですが、ここがポイント。

この作業を丁寧に、そしてゆっくり行います。

フット部分を均等に、また、確実に炭化させましょう。

そうすると片燃えが避けれます。











最初の印象は非常にマイルド。

個人的には好きなテイスト、物足りなさを感じる方もいるでしょうね。

ドローも非常に良く、紫煙量も豊かです。











まず僕が合わせた飲み物は、氷り入りのビール。

喉の渇きを潤します。

意外にもファースト・テイストに限っては、葉巻に負けません。











今回葉巻教室に参加された、皆さんとの話題は最近の世評。

来年も、お互いに協力し合い頑張りましょう。











灰が1ピース落ちた頃から、だいぶ印象が変わってきます。

舌先で若干辛味を感じ、口腔内をスパイシーな味わいが占めてきます。

紫煙が口腔内から去った後に感じるのは豊かな甘み。

次にチョイスする飲み物を思案。

さぁ、何にしようかな。











ミドル・テイストはスパイシーさに加え、ビターな味わいも見え隠れ。

葉巻そのものから立つ香りは、個人的に好きな香りでした。











僕が次にチョイスしたのはラフロイグの10年。

最初のマリアージュとしてはチグハグ感もありましたが

フィニッシュが良かった。

ベストマッチはスペイサイドのボリュームのあるモルトの方が

バイア・デル・デューケには、良かったかも知れません。











今回のバイア・デル・デューケ No.3 。

個人的には好みでしたが、安価でハバナが手に入るこの時代

コストパフォーマンス的に、デイリーに楽しみたい葉巻というよりは

「初心者向き?」という印象の葉巻でした。

まだまだ円高のメリットがある現在は、もう少し良いハバナを楽しみたい

いつまでこの状態でハバナが楽しめるのか、わかりませんからねぇ〜汗





それにしても、非常に珍しい葉巻を体験できた、貴重な夜でした。

白衣の運び屋様、ありがとうございました。












12月25日(日)はX'mas Night 2008



2009年1月8日(木)は、秘密クラブ・・・



2009年1月25日(日)は、Burns Night 2009



当店にて行われる、各教室のお知らせは こちら















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