刻まれた傷
僕等が生きた証しである、時を刻む時計。
それは、彼の肉体に刻み込まれた
喜び、そして苦しみ・・・
今年の夏に形見となったこの時計、生前には30年ほど愛用したという。
バシュロン、ピアジェ、ピゲと時計の名品を愛した彼が
最後にこだわったのは国産の名品。
久しぶりにこの時計を、はめたという彼。
彼の胸には、沢山の父親との思い出が詰まっているのだろう。
ララニャガを1時間ほど楽しむ、彼の姿を眺めながら想う。
生きていることの素晴らしさ。
そして
生きるということの残酷さ。
2008年、貴方にとってどのような1年でしたか?
2009年、僕等にとってどんな1年になるのだろう。
でも、この時計はまだまだ止まらない・・・
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