彼はこの優しさ溢れる手で、ジャジーな音色を
愛用のウッド・ベースで奏でるベーシスト。

先日バック・バーの片隅にあった、ラッテ・ディ・スゥォチラを発見し
見た目に似合わず、小躍りするように喜んでくれた彼。
彼は約束通り、こいつを飲りにきた。
真の酒場とシガレットを愛する彼は、炭で温めたフラスコ入りの熱燗から
ほんのりドライなマティーニまで、なかなか綺麗に操る。
博識な彼のお話はいつも魅力的。
誰もがその流れに引き寄せられる。
しかし、時代の流れには逆らえない。
どこからともなく出てくるのは、「不景気」というキーワード。
それは、とても不快なキーワードのひとつである。

彼の素晴らしい手相にあやかろうと、珍しくはしゃいだ彼女。
彼女もこの不景気を、非常に不快に思っている。
僕はその二人をカウンター越しに眺める。
強面の彼が、微笑みながらよく言う口癖。
「僕は見た目が怖いといわれるんだ。
幸せの国から、幸せを運びにきたような人なのにね。」
ほんの少しだけ微笑ましかった時間。
幸せを運ぶですか。
あたしもその手相をあやかりたいです。
ちえ 様
僕は「手相」のことはよくわからないのですが、両手が「百握り(これであってるのかな?)」という珍しい手相なのだそうです
(*^_^*)
いつの日にか彼に逢うことができれば、
きっと、あやかれると想いますよ~(^_^)/
あたしも手相のことはよくわかりませんf^_^;
でも、あやかりたいですねぇ♪
ちえ 様
是非ともあやかってください♪
(*^_^*)
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