僕にはささやかながら夢があった。
それは10kgほどに成長した大切な大切な宝物を背中に背負い
好きな山に登りその頂きに立ってみる。
そこで湯を沸かし温かな飲み物をいただく。
その程度のささやかな夢が・・・
先日うかがったのは大井川沿いに聳える秋が似合う山。
その登山口でますは簡単に食事を済ませる。
湯を沸かし味噌汁を作り、握りたてのむすびをいくつか頬張り
深呼吸しながら紅や黄に色づいた景色も一緒にいただいた。
綺麗に色づいた落ち葉を拾いながら歌を唄い
遠くに見える美しい南アルプスの頂きに憧れを抱く。
真正面に見えるのは偉大な霊峰富士の山。
この山はいつみても惚れてしまう。
その山の頂きに立った僕らは再び湯を沸かし
温かな珈琲を淹れ、手を温めながら葉巻を1本いただいた。
チャレンジしてみてよかった。
ささいな夢だが叶えてみてよかった。
そして、次の夢を叶えたくなった。