高貴な色からはじまる夜・・・










この夜彼の注文はヴァイオレット・フィズ。

我が国にもっとも活気があり

艶やかな夜が毎夜訪れたあの時代に人気を博した1杯だ。





高貴な色からはじまる夜・・・





ボリバー・ベリコソス・フィノスのヘッド・キャップを落とし

シダー片でゆっくりとフットを炙る。

髭が似合う彼がヴァイオレット・フィズとともに紫煙を燻らすその姿は

まるで " ボギー " と呼ばれていたハンフリー・ボガートのよう。





ボリバーが中ほどまで灰となったタイミングで

彼はボギーが愛したラスティー・ネイルをひと口含み

笑顔とともにバック・バーにあるボトルへ視線をなげた・・・





KAKEGAWA CIGAR STYLE





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